主な対応疾患
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南山病院で治療できる主な対応疾患について
南山病院ではうつ病・統合失調症・認知症・
発達障害など
メンタルヘルス全般の
診断と治療を行っております。
児童・思春期から高齢期まで
幅広い年齢の方々に医師をはじめとする
看護師・精神保健福祉士・作業療法士・心理師などの
専門職がチーム医療を提供しております。
うつ病
- 眠れない・食欲がない・1日中気分の落ち込みがある・何をしても楽しめないなどの症状が続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、心と体の両方に影響を及ぼす精神的な病気です。誰にでも起こりうる一般的な疾患ではありますが、一時的な「気分が落ち込む」状態とは異なります。日常生活に支障をきたすほど深刻な症状が続くことが特徴です。うつ病を抱えることは決して「弱さ」ではありません。一人で抱え込まず、お早めにご相談ください。
双極性障害(躁うつ病)
- 双極性障害(躁うつ病)は、気分が極端に高まる「躁状態」と、気分が大きく落ち込む「うつ状態」を繰り返す疾患です。この気分の波が通常の日常的な気分の変化を超え、生活や仕事、人間関係に大きな影響を及ぼすことがあります。躁うつ病の方は自分の症状に気づきにくいことがあるため、ご家族やご友人が異変を感じたら、お早めにご相談ください。
統合失調症
- 統合失調症は、現実と自分の心の世界との境界が曖昧になる精神疾患の一つです。主に思考、感情、行動に影響を及ぼし、現実に存在しないものが見えたり聞こえたりする(幻覚・幻聴)、事実とは異なる確信を持つ(妄想)といった症状が特徴です。発症は10代後半から30代に多く見られます。統合失調症は適切な薬物療法を受けることで症状が安定するので、社会生活を取り戻すことが可能です。
認知症
- 認知症の症状として、様々ありますが『最近の出来事を忘れてしまう』『同じことを何度も尋ねる』という症状や『日常の生活の中で以前出来ていたことが出来なくなった』『怒りっぽくなった』という症状が挙げられます。早めのケアが必要となります。
認知症は、脳の働きが低下し、記憶や判断力、思考能力などが徐々に失われる病気の総称です。加齢とともに発症リスクが高まります。正常な老化とは異なり、日常生活に支障をきたすレベルの症状が見られることが特徴です。認知症の初期段階で適切な治療とケアを受けることが、生活の質を保つために非常に重要です。「少しおかしいな」と感じたら専門家に相談する事が大切です。 発達障害
- 発達障害は、幼少期に特性が現れやすい生まれつきの脳の機能の違いによる障害です。
他者とコミュニケ‐ションを取るのが苦手、特別なこだわりがある、パターン化された行動、感覚過敏といった「自閉スペクトラム症(ASD)」、集中力が続かない、物忘れが多い、じっとしていられず走り回る、我慢ができない等の「注意欠如・多動症(ADHD)」、読み・書き・計算するなどが特定の何かが苦手「学習障害(LD)」などがあります。
個人差が大きく、日常生活や社会生活で困難を感じることがありますが、正しい知識を持ち、周りの適切な理解とサポート・環境調整によって、その人の特性を活かすことができます。発達障害への対応は、早期の診断と適切な支援が重要です。 パニック・不安・強迫性障害
- 理由もなく突然強い不安や恐怖に襲われ、激しい発作のような身体的症状が現れることがあります。また、不安や心配を抑えられず、それが日常生活に支障を与える場合もあります。
これらの障害は、本人だけでなく家族や周囲の人にとっても大きな影響を与えますが、適切な治療とサポートがあれば、症状をコントロールし、生活の質を向上させることが可能です。 アルコール依存症
- 自分で飲酒をコントロールできなくなる病気です。飲酒量や頻度が増え続け、心身や生活全般に深刻な影響を及ぼします。単なる「お酒の飲み過ぎ」とは異なり、治療が必要な病気であり、本人だけでなく周囲の人々にも大きな影響を与えます。
アルコール依存症は「意志が弱い」わけではなく、治療が必要な病気です。本人が問題を認識し、治療を受けることで回復することが可能です。また、周囲の理解と支えが回復の大きな助けになります。 ニコチン依存症
- たばこに含まれるニコチンという物質に対する依存状態を指します。たばこを吸うことで脳がニコチンを欲するようになり、自分の意志だけでは禁煙が難しくなる病気です。喫煙は健康に深刻な影響を与えるため、治療が必要です。ニコチンは脳内で「ドーパミン」という快感を引き起こす物質の分泌を促し、これが繰り返し吸いたいという欲求を生み出します。長期的に喫煙を続けると、脳がニコチンを必要とする状態になり、依存が形成されます。禁煙外来では、個々の状況に応じた禁煙プログラムを提供しています。「禁煙したい」と思ったその時が、最良のスタート時期です。

外来診療の注意事項
ご来院時に37.5℃以上の発熱、せきや喉の違和感など風邪症状がある方は職員にお申し出ください。
また当院では感染拡大防止のためご来院すべての方にマスクの着用をお願いしています。